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2006年02月28日

言葉の壁

最近、即興演技のクラス、をはしごしていた。それはセリフが決められておらず、ただ今そのキャラクターがいる場所や職業などを決めてそこからシーンを展開していくというタイプの演技で、役をもっとよく理解するため、キャラクター同士の人間関係を作り上げるためによく芝居のリハーサルでも使われる。

先週飛び入りしたクラスでは、私の即興演技を見た先生が「君は うちの劇場が今リハーサルしている4つのスケッチコメディの中の1つに参加するべきだ。」と推薦されて、さっそくのその内の1つのスケッチコメディの出演が決まった。

以前スタンダップコメディ(アメリカ版漫才みたいなの)をやって好評を得たことや、去年やった舞台で1人で20分ほどのコメディのモノログ(一人だけで舞台に立ち、観客や架空の人物と対話する種類の演技)で、観客に大笑いしていただいた経験から、コメディに対しての得意意識はあった。そんな中参加したクラスで私は見事にはじけ、認められ、出足は上々だった、が。

さあ、出演決定となって知ったのは、なんと、自分で脚本を書かなければいけないということ!!スタンダップコメディでは自分で書いていたけれど、シーンを一人で作り上げるのはまたちがう技術が必要だ。

しかも即興にはたくさんの種類があって、少人数でのシンプルな即興はうまくやれても、グループでの即興となると、全然話についてけない!私の得意とするのは感情を際出せることで笑いをとること。それは出来ても、言葉遊びが出来ないのだ。わからない単語や俗語のオンパレードに、話を理解するだけでも精一杯。ああ、なんて厚いんだ、言葉の壁は...。こちとらもう7年以上もいるってーのに、なんでじゃー!!!!


今はいっぱい失敗しよう。とにかくはじけよう。私はもっと強くなりたい。人に見下されようと、自分にまで見下されたくはない。ここで逃げてはいかん。いつかこの人たちと確実に面白いシーンが出来るようになれば 私の英語力演技力は飛躍しているだろう。

はぁ。

...だいたい私はなんでこんなことしてるんだ。元はといえば「ショーシャンクの空に」という映画をみて、何だか私は希望を持つ、夢を持つ、ということを教わってしまった。この平坦にみえた世の中、興奮も感激も苦労も人にしかもらえないものだと思っていた生活から、自分がそれをひとに与えたいと思ってしまったのだ(苦労じゃないよ)。大それたことに、自分にはそれができるような気がしたのだ。

しかし、なかなかチャンスがめぐってこない。しかもチャンスが訪れたとき、しっかりつかめる自分なのだろうか、今の私は。そう考えて思いついたことは自分を四方八方に拡大することだった。もっと面白く、もっと強く、もっと正直に、もっと繊細に、もっと明るく、、、そうなれれば、わたしは今よりも存在感が増すのでは、と。最近映画のオーディションに行ったが役がもらえない自分、どんどん時間を無駄にしていく自分に苛立ちを感じ、また、この世界で生きていくことの厳しさをいやいや感じた。厳しいなんて思いたくないのに。とにかく前にある壁を打ち崩していくしかない。厳しいよねーなんてグチだけは絶対に言いたくないのに。自分の信条が最近卑屈になって崩れている。苦境に負け続けて人間崩壊している気さえする。自分の美徳を全うすることがアメリカではどうしてこんなに難しいんだろ。どんどん弱くなっていく自分。

でも人並みの努力では人並みの成功しか得られない。ここで生き抜いてやる。絶対にあきらめないで食いついていこう。 だからとりあえずコメディやるのでーすー。

投稿者 なたりー : 2006年02月28日 00:27

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