2005年11月01日
何を言うか、ではない。どのように言うか、だ。
先週行われたGREY'S ANATOMYの撮影では、とても良いことを知った。
プロの役者は知識がなくても勤まる、ということ。
私は以前からテレビドラマに出たいと思っていた。私の夢は「ショーシャンクの空に」のような映画に主演出演することなのだが、しょっぱなから映画を狙うのは無理だと思い、多くのスターたちがテレビで知名度を上げてからMovie starになっているように、私もそれだ、と思うからだ。
現実、映画でもちょい役なら現地の日本人も多く出演しているが、主役級となるとやはり日本の有名人が連れてこられてしまう。その点テレビならオーディションがあってその1週間後にはもう撮影、というテンポの速さなので、今回のようなわりと露出度大の役でも出演のチャンスは現地にいる人に限られてくる。
話を元に戻すが、アメリカの人気ドラマは俄然刑事モノ、医者モノであるため、テレビ出演を目指す私はそのような知識を当然持っていなければならないと思い、ひそかに大学のクラスを受講して勉強していた。私は役者としてだけで食べている人たちを非常に崇拝していたので、きっと彼らは知識の豊富なものすごい頭のいい人たちなのだと思っていたのだ。
が、いざ私の目指す夢の現場に行って当の役者たちに接してみると、彼らは医学用語の発音方法も拙いのだ。
でもさすがプロ、彼らは本物のほらふきだ!撮影直前まで医学用語の発音をチェックしていた役者たちが、本番では当たり前のようにその用語を駆使して白熱したシーンを繰り広げる。役者なら誰でも知っているこの用語、OBJECTIVE、つまり、自分のセリフを発する理由、このセリフを言うことによって、どのような結果が得たいのか、ということ、それさえ把握しておけばあとは勢いでセリフを言うだけ。気持ちさえ入っていれば見た目は抜群なのだ。
現場で経験をつめば積むほど、演劇学校で習う多くのことは理想であり、非現実的であることがわかる。「脚本の中で意味のわからないことがあったら必ず調べろ。」というのはどの先生も言っていた。そりゃそうだ、という当たり前な話である。しかーし、時間のない現場では、 いかにそれらしく見せるか、ということのみを期待される。
ちょっとナタリー安心しました。もうイミわかんないセリフ言うときもおどおどしないぞ!
堂々とほらを吹けば、私もプロの仲間入りだ!!
投稿者 なたりー : 2005年11月01日 00:01