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2005年11月06日

ナタリーは生粋の日本人です。

んじゃ、なんでナタリーなんだよ、という冷やかしの声が聞こえてくるるるー。でも、私の本名はアメリカ人にとっては結構難しいらしい。
「ネオカ」とか「ニェオキ」とか呼ばれた挙句、「あなたの名前、ちゃんと発音できてるかしら。」と聞かれても、うーん、と唸ってしまう。自分の名前を呼ばれたことすら気がつかないこともあるのよ。

オーディションに行くと、まず最初に必ず到着の署名をする。そして配役担当者(Casting Director)かまたはそのアシスタントの人により署名された順番に名前が呼ばれ、役者は1人ずつ、または数人ずつオーディションの行われる部屋に入れられる。

*ところで、アメリカの一般的な配役の仕方は、まず、役者が所属する事務所(Agent)が今募集中の役の情報を入手し、役のカテゴリーに当てはまる役者の写真(Headshot)と履歴書(Resume)をCasting directorに送り、選ばれた者がオーディションに呼ばれる。

大体のアメリカ人は私の名前を呼ぶ前に3秒くらい止まって発音方法を考える。それをみて私は自分の名前らしきものが呼ばれるかどうかを注意深く聞いて、自分の番を飛ばされないようにしなければいけなかった。

Casting directorの人たちはとても親切で役者に敬意を表してくれる人が多い中、アシスタントの人たちはわりと冷たかったり妙に自分の権限を強調してみたかったりする人たちがたまに見られる。彼らは私の名前がうまく呼べないと、急に攻撃的な態度になったり卑屈になったりすることがあるので、私は大切なオーディションの前にまずそういったやりとりにうまく対処する、という試練を乗り越えなければならなかった。そんなことよりオーディションのことだけを考えていたいのよ、私は。

それに、役者は売り物だから、名前も個性がありながらも覚えやすいもののほうがいい。Okamotoという姓はアメリカでは十分個性的だし、私が日本人か、または日系アメリカ人だ、とわかっていただけるから、名前は覚えやすいのがいいと思った。それで同じNa、から始まる名前のほうが私自身も反応しやすいと思い、候補をしぼった。Nancy, Natasha, Naomi, Natalie...

Nancyはちょっと古い感じ。Natashaはヨーロッパ風でわたしのイメージとは合わないな(でもなぜか友人の一人は、ナターシャが良いよ!!と半ば興奮して強く勧めた)、Naomiは日本でも尚美として通用していいけど、結局、なおみ、じゃなくて、ネェオミ、になってしまうのでなんかいや。Natalie...ナタリー、、、いいんじゃなぁい?

ということでNatalieに決まった。私を本名で知ってくれている人のために、ミドルネームとして頭文字のNをつけだ。で、完成!

Natalie N. Okamoto

見た目にもやさしいよね。結構気に入ってます。

投稿者 Natalie : 00:06 | コメント (0)

2005年11月02日

暗記脳を鍛えよ!

セリフが完璧に入っているかどうか、というもはものすごく大切。ちゃんと出てくるかな、という不安は芝居上のリアリティーをぶち壊す。
リハーサル中のプロの役者を見ていると、セリフが怪しい場合は勢いでワー、と出す人が多かったな。これは私もやる手だけれど、出て来いカモーン、とスピードを上げると、心配している脳の思考が止まって口の筋肉が覚えてくれたものが案外出てくるもの。

各役者によって暗記力も様々だ。ある人はカメラの回る直前までぶつぶつとセリフを繰り返して覚えている人もいれば、またある人は直前まで 携帯で友達とくっちゃべっているのにもかかわらず、いざ撮影となると一字も間違えずに気持ちよくセリフを決める人もいる。

GREY'S ANATOMYの主役の一人に聞いてみた。
ナタリー「何日前に台本をもらうの?」

ジャスティン「5日前くらいかな。」

ナタリー「しかも毎日撮影しながらだと、覚える時間なんてないでしょ。」

ジャスティン「いや、そんなことないよ。1日くらいはその間に休みがあるし。」

やはり毎日覚える作業をしているプロの役者は、数字を8個一瞬のうちに覚えることよりももっと厳しく脳を鍛えているのだ。
私も実践で鍛えなければ。よし。これから友達と毎日撮影してその日に備えるのだ。

投稿者 Natalie : 00:04 | コメント (0)

2005年11月01日

何を言うか、ではない。どのように言うか、だ。

先週行われたGREY'S ANATOMYの撮影では、とても良いことを知った。

プロの役者は知識がなくても勤まる、ということ。

私は以前からテレビドラマに出たいと思っていた。私の夢は「ショーシャンクの空に」のような映画に主演出演することなのだが、しょっぱなから映画を狙うのは無理だと思い、多くのスターたちがテレビで知名度を上げてからMovie starになっているように、私もそれだ、と思うからだ。

現実、映画でもちょい役なら現地の日本人も多く出演しているが、主役級となるとやはり日本の有名人が連れてこられてしまう。その点テレビならオーディションがあってその1週間後にはもう撮影、というテンポの速さなので、今回のようなわりと露出度大の役でも出演のチャンスは現地にいる人に限られてくる。

話を元に戻すが、アメリカの人気ドラマは俄然刑事モノ、医者モノであるため、テレビ出演を目指す私はそのような知識を当然持っていなければならないと思い、ひそかに大学のクラスを受講して勉強していた。私は役者としてだけで食べている人たちを非常に崇拝していたので、きっと彼らは知識の豊富なものすごい頭のいい人たちなのだと思っていたのだ。
が、いざ私の目指す夢の現場に行って当の役者たちに接してみると、彼らは医学用語の発音方法も拙いのだ。

でもさすがプロ、彼らは本物のほらふきだ!撮影直前まで医学用語の発音をチェックしていた役者たちが、本番では当たり前のようにその用語を駆使して白熱したシーンを繰り広げる。役者なら誰でも知っているこの用語、OBJECTIVE、つまり、自分のセリフを発する理由、このセリフを言うことによって、どのような結果が得たいのか、ということ、それさえ把握しておけばあとは勢いでセリフを言うだけ。気持ちさえ入っていれば見た目は抜群なのだ。

現場で経験をつめば積むほど、演劇学校で習う多くのことは理想であり、非現実的であることがわかる。「脚本の中で意味のわからないことがあったら必ず調べろ。」というのはどの先生も言っていた。そりゃそうだ、という当たり前な話である。しかーし、時間のない現場では、 いかにそれらしく見せるか、ということのみを期待される。

ちょっとナタリー安心しました。もうイミわかんないセリフ言うときもおどおどしないぞ!
堂々とほらを吹けば、私もプロの仲間入りだ!!

投稿者 Natalie : 00:01 | コメント (0)